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南丹、夏真っ盛り

こんにちは、ドワイヤーはづきです。
暦ではもう立秋ですが、あつい、ですね。
我が家の蓮池では、長雨を終えて、蓮の花がつぎつぎに咲いてくれています。
真夏を迎えた最近の田畑の様子や、移住に一歩近づくためのオススメ企画をお知らせします!

田畑と動物たちとの日々

今年のドワイヤー家は、いつになく畑が充実しています。

家族が在宅する時間がたっぷりとれていることと、あの混乱の最中にあって、食べ物を育てなきゃ!と今まで以上に強く思ったことに後押しされて。

ぎゅっと甘い小玉スイカ
土の味がするビーツ
花も食べられるかぼちゃ
遠い昔、アメリカに移民したアイルランド人の血が流れている夫は、春先に、これでもか!というほどしこたまジャガイモを植えました。
おかげで今、朝はハッシュドポテト、昼はふかし芋にフライドポテト、夜は揚げ芋の甘辛煮にトッピングたっぷりのベークドポテト、などなどいも三昧。
二人の息子にも着実にポテト文化が継承されています。
ハート形のポテトがあった!
田んぼも新たに休耕田を起こし、これまでの倍くらいの広さを手植えしました。
これまた夫がアブやブヨと格闘しながら丁寧に草取りをしてくれたおかげで、たっぷりの雨と、やっと出てくれたぎらぎらの太陽のもと、稲たちもぐんぐんと緑濃く育ち、出穂も間近です。
昼は静かな田んぼ。夜はカエルの大合唱♪

自宅待機期間中、田畑は4歳になった長男の、わくわく発見の遊び場でした。

毎日、全身どろんこになって、アカハライモリやカエルを捕まえ、野草の本を小脇に抱えてヨモギやノビル、カラスノエンドウなど春の野草を摘んで回りました。おかげで野の草にかなり詳しくなり、毒草があると一丁前に「さわったらあかんで!」と指示してくれます。

いわゆる3密というものがあまり発生しない環境の中、もちろん買い物などでは気をつけていますが、ここ最近、気を張って注意していることといえば、畑の実りを盗んで行くカラスと鹿。

ちょっと怖いカカシ

トマトやスイカなどの夏の代表選手たちを空から狙う頭のいいカラスに、こちらもアレヤコレヤと知恵を絞ってカカシを立てたり黒い糸を引いたり、

乾燥保存できる豆を充実させようと植えた大豆、ウズラ豆、金時豆などを狙う豆好きの鹿には、
土の上に残る足跡に目をこらしながら、どこから忍び込んできたか目算をつけて電柵を修繕したり。

黒い糸には私と息子がひっかかり、下草刈りをして効き目抜群の電柵にうっかりさわった夫の叫び声が夜中に響きわたる、などのアクシデントは続きますが…

田畑が無事でありますように、と祈って眠りにつき、目覚めて一番に子供たちと一緒に見回りをする日課が定着してきました。
そんな、緊張感がぬけない毎日ですが、日々の暮らしに先の見えない不安が差し迫った時、まずは食べることが確保できるということはとてもありがたく、安心するために必要なことなんだな、と改めて思いました。

暮らしの真ん中

今、同じように食べ物を育てたり、その土地により根付いた暮らしを実践していこうとしている地域の仲間たちと、自分たちだけではなく、地域全体で食べ物がきちんと回る仕組みをどうやって作っていこうか、とゆっくりながら話し合いを続けています。
”食べること”は、社会のあらゆることにつながっていく、暮らしの真ん中にあるから。
”食べること”から始めて、都会と過疎地、中心都市と地方、消費者と生産者、そんな対比ではない社会の在り方も実践していけたら。

移住ガイドブック作成中のコラムにも書いた、「ここが中心!」と言える地域が増えて、そしてつながっていけたらいいな、と思いを新たにしています。

家庭菜園をする人が増えたり、移住への関心が高くなっているというのは嬉しいこと。
地方の、いわゆる田舎のすてきな原風景は、丁寧な人の手が入っていないと簡単に失われてしまう”里山”の風景であり、
泥臭くて汗にまみれることが実はたくさんなのだけれど、
そんな中に入ってきてくれる人が増えたら嬉しいな、そのお手伝いができたら嬉しいな、と日々妄想するこの頃です。
ある夏の日の夕暮れ

里山シフト

「楽しい移住」の英語タイトル「里山シフト”Satoyama Shift”」。
ゆっくりとでも暮らしをシフトしていきたいアナタ、今夏から秋にかけて、南丹周辺ではこんなご当地体験ができますよ。
一歩、足を前にだしてみませんか?
ふくろのねこ@日吉町
つむぎメンバー前田敦子主催の里山の暮らしと自然体験ができる研究所
川遊びの日 8月7、9、12、13、14日
内容:南丹市の子供向けの川遊び会です。保護者要同伴、事前にご連絡ください。

その他、周辺の山歩きや自然観察、季節の手仕事など随時実施しています。
以下リンクからご確認・お問い合わせください。

オーガニック八百屋369商店
(ガイドブックP27で紹介)の企画
8月22日(土)  みんなで話そう「土の経済」 @あかまつの丘西本梅(園部町)
内容:若杉ばあちゃんこと、野草料理の食養研究家・若杉友子さんをゲストに迎えてのお話会。
つむぎメンバードワイヤーはづきも移住のお話をさせてもらいます
369商店の新鮮野菜セット便(宅配エリア:京都市内、亀岡、南丹、京丹波)も新規申し込み受付中ですよ~
やぎ自立計画
(ガイドブックP53で紹介)の体験プログラム
9月27日(日) 農体験・野良日和 稲刈り(白米)
10月11日(日)農体験・野良日和 稲刈り(古代米)
いずれも@さびはうす(八木町)
内容:4月の苗づくりから毎月開催されてきた米作り体験のいよいよ稲刈り。
初めての参加でも大丈夫ですよ。
注・天候によって予定変更があります。以下リンクにて随時情報更新しますのでご確認ください。

ココペリハウス@園部町
(ガイドブックP33で紹介)の体験プログラム
田舎の農体験(有料)や、がっつり働く援農(いずれも食事つき)も随時受け入れしてます。
以下リンクからご確認・お問い合わせください。
やぎのこめこもまってますよ~

ゲストハウスGOMA@日吉町
つむぎメンバー東裏晶子が夫婦で経営するゲストハウス)

自然の中での夏を満喫に、ゆったり1棟貸しの”里山のお家”、どうですか?
お試し移住に、長期滞在も可能ですよ!

*各プログラム・場所への訪問の際には、感染予防に各自でしっかりと努めていただくとともに、主催者の意向にご理解・ご協力いただくようにお願いします。
最後にすっぱ~い梅干をどうぞ!
京都の田舎で暮らしてみたい

\日本初!民間で作った移住ガイドブック「楽しい移住」/京都の里山、南丹市に移住した女子3名が作りました。8組の先輩移住者に徹底取材、多様な生き方暮らし方”これからの移住スタイル”をご紹介。実は知らなかった田畑の取得方法や古民家購入のノウハウなど。2019年3月発刊、全104ページオールカラー読み応えたっぷり。

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