こんにちは。つむぎの前田です。
今年の「小さい農のはじめの一歩」、園部町での講座がもうすぐ開催されます。
昨年に引き続き、おかげさまで今年も多くの方々からお申し込みをいただき、ありがたく思っています。
9月17,18日は美山町で同じ講座を開催しますが、まだ参加枠がありますのでご興味のある方にぜひおすすめしたく、今回は開催地、美山町のことをご紹介してみたいと思います。
南丹市は4町が合併した面積の大きな市ですが、そのなかで美山町は一番北に位置し、山を越えるとすぐ福井県。冬は南丹市で唯一まとまった雪が降る日本海性気候です。山に囲まれ、日本海にそそぐ一級河川由良川の源流域なので川の水がきれいで豊かです。この夏もたくさんの家族連れが泳ぎに来ていました。南丹市内で一番自然豊かな町で、伝統的建造物群保存地区にはかやぶき民家が立ち並び「まさに理想の田舎!」といった感じです。
とある冬の美山町かやぶきの里
今回の講座でも宿泊をおすすめしているように、電車の駅は無く、大きなスーパーや大病院はありません。不便と言えば不便なのですが、住んでいる人たちは美山町が大好きで、住民同士のきずなで助け合い、不便さを乗り越えているようです。
祭りなどの伝統行事が南丹市で一番残っており、本当の田舎暮らしをしたい人におすすめの場所です。
今回の講座を受け入れてくださった下(しも)地区の農家、澤田利通さんはここで生まれ育ち、不便な田舎で長年暮された方のすごいところなのですが、なんでもできます。
農家さんですが、伝統料理「さばのへしこ(ぬか漬け)」を加工して販売したり、難しい巨峰の栽培をされていたり、炭焼き窯を使って炭焼きをしたり(講座の日、時間があれば窯の見学をする予定!)、猟師をしたりと、体がたくさんあるかのようなご活躍ぶり。
考え方が柔軟で、快く受け入れてくださいました。講座参加者は澤田さんから農業だけでなくここでの暮らしや、生き方などたくさんのことを学ぶことができると思います。ぜひ出会ってほしい地元の方です。
地元農家 澤田さん(今回は知井交流推進団体SATOYAMAとして受け入れてくださいます)
先日道の駅「ふらっと美山」で入手した澤田さんの巨峰は、新鮮で果汁あふれるおいしいブドウでした!
澤田さんがしかけている狩猟の檻。あちこちにあり、野菜を食べにくる鹿などを捕まえます。
また、下(しも)地区に移り住んでサツマイモ農家をしている若者、南丹市地域おこし協力隊の吉田宙斗さんも地域メンバーとしてお手伝いしてくれますので、移住者目線で農をすることについていろいろ教わることができるでしょう。南丹市の参農サポートセンターで農業についての相談にも乗られています。今回予定している農業体験、サツマイモ収穫をお世話になり、サツマイモは焼き芋で食べさせてもらえる予定です!!
吉田さん@参農サポートセンター
今回は宿泊をおすすめしているのですが、宿泊してもらう今回だけのオプションで、夕食後に希望者で集まり、交流会をする予定です。コロナ時代なので夕食を一緒に食べるわけにはいきませんが、吉田さんに来てもらってお茶を飲みながら日中に疑問に思ったことをいろいろ聞きましょう。もちろんつむぎのメンバーも行きますので、移住のことや小さい農のことなど何でもお答えいたします。
下集落。作業のあと暑かったら川に飛び込める!
集合場所&交流会会場の下公民館は、道路沿い、神社の隣でわかりやすい場所です。
ここに行くだけで清々しい気持ちになる素敵な場所、美山町下(しも)地域で「小さな農」を学んでみませんか?9月17,18日(土、日)2日間たっぷり学んで、7,000円ととってもお得。申し込みは以下をご覧ください。しめきりは8月31日(水)です。
講座全体のご案内はコチラから↓
https://tsumugi-kyoto.net/2022/07/15/smallfarmerproject2022/
昨年の様子はコチラから↓
https://tsumugi-kyoto.net/2021/10/19/farmprojectfirstday/
<申し込み・お問い合わせ>
方法①このウェブサイトのお問い合わせフォームから連絡・申し込み
方法②つむぎ代表メールに連絡 info@tsumugi-kyoto.net
\日本初!民間で作った移住ガイドブック「楽しい移住」/京都の里山、南丹市に移住した女子3名が作りました。8組の先輩移住者に徹底取材、多様な生き方暮らし方”これからの移住スタイル”をご紹介。実は知らなかった田畑の取得方法や古民家購入のノウハウなど。2019年3月発刊、全104ページオールカラー読み応えたっぷり。