桜が満開!待ちに待った春がきた~と嬉しい半分、もう新年度!とすこし焦ってしまうこの頃ですが、みなさま、お元気でしょうか。
2月18日に開催した農×地域シンポジウム「未来を耕す~これからの農と地域を考える~」では、南丹市内から約半分、他地域から約半分の合計100人以上のたくさんの方々にご参加いただき、あっという間に時間が過ぎてしまった充実感いっぱいの1日となりました。
基調講演での西川芳昭さん(龍谷大学経済学部教授)からの「風の人」と「土の人」の関係についてのお話では、日本各地や海外での事例もご紹介いただきながら、お互いに違いがあることを認めたうえでどう関わりを紡いでいくのか、ということ、また、解決できないことがあるということを受け入れることの重要性など、地域住民と、移住者などをふくむ、外から来た人たちがどうやったら協働して未来を作っていくことができるのか、大切な視点をいただきました。
続いての事例発表では、ぐっと地域にひきつけて集落営農についてや、これから農に関わりたい人たちに考えてもらいたいこと、また、これまでにも実践されてきたあぜみちに集って日々いろいろなことを話中で培われる地域のつながりについてなどのお話があり、つむぎからも、農×移住フィールド講座の内容を紹介させていただきました。
午後、4つに分かれた分科会では、テーマごとにそれぞれのエキスパートが話題提供をする形で進められましたが、会場からの質問や意見などがたくさんでて、どの分科会も「時間がたりない!」と嬉しい悲鳴がきこえるほど、充実したディスカッションが展開されていました。
しめくくりのパネルディスカッションでは、それぞれの分科会からの報告があり、クロストークでは、”コミュニケーション”がキーワードとして認識され、このシンポジウムのテーマでもあった、「多様な人々がどのように協働して地域と農の未来をつくっていくのか」という問いへの一つの道筋が提案されたように感じられました。
あちこちで新たな出会いや、話がはずむ様子が見受けられ、とても和やかな雰囲気にあふれた会場だったのですが、立場や経験や想いが様々にある中でも、こんなにたくさんの人たちが集って、話をすることができるということが純粋にうれしくて、わくわくしっぱなし・・・
そして!
他の分科会にもでたかった!、参加したかったけど行けなかった~(涙)というお声もたくさんいただき、なによりもわくわくをみなさんとも共有したい!ということで、シンポジウムの1日を、冊子にまとめました。
このシンポジウムができるまで、当日の各プログラムでの内容のまとめや登壇者の方々からシンポジウム後にいただいたコメント、またご参加いただいた皆さんからのアンケート集計も含めてた全28ページです。
こちらからダウンロードできますので、ぜひご覧になってください!
ここ南丹ですでにあちこちで始まっている未来に向けた話し合いや取り組みが、時には集まって、ときにはそれぞれで、そして新たにかかわってくれる人たちも一緒になって「未来を耕す」ことができる―そう思うことができる、たくさんのパワーをもらうことができたシンポジウムだったと思います。
ご参加いただいた皆さん、西川先生や龍谷大ゼミ生の皆さん、登壇者の皆さん、スーパー実行委員会&運営チームの皆さん、本当にありがとうございました!
さて、4月からはつむぎの新たな農×移住フィールド講座、1年かけて小さい田んぼでのお米作り自立をめざす、「田んぼの1年生」が始まります。
\日本初!民間で作った移住ガイドブック「楽しい移住」/京都の里山、南丹市に移住した女子3名が作りました。8組の先輩移住者に徹底取材、多様な生き方暮らし方”これからの移住スタイル”をご紹介。実は知らなかった田畑の取得方法や古民家購入のノウハウなど。2019年3月発刊、全104ページオールカラー読み応えたっぷり。